RadioheadのOk Minidiscについて
Ok Minidiscは2019年の6月初め(日本時間の5日の朝だった気がする)にリークした音源の通称。
この音源は正確には2019年6月4日10:40am EST(日本時間:同日11:40pm)にW.A.S.T.E.(Radioheadファンの集まるサイト)にてmega.ng(オンラインストレージサービスサイト)のリンクが貼られた。(その後、4chan/mu/などの海外掲示板で拡散されていくのである…)
Ok Computer時のセッション音源が収録されている。
全編通して聞くと大体17時間15分で非常に長い。
Ok Computerを作成していた時期(1995〜1997)に録音された音源の一部を聞くことができる。
(Ok Computerに収録されたもの以外も入っている)
もともと、一般公開する予定がなかったということもあって、カートコバーンの伝記映画(Montage of Heck)のサントラのような生々しさがある。
この記事について
この記事はそのOk Minidscを一通り聞いて描くメモだよ。
あんまり音楽についての知識がない人が書いてるよ。
これを書いてる人は世界一のRadioheadファン!…ではないため自分の知らないこともいっぱいあるよ。(例えば、すでにインターネット上にあるヴァージョンについて行ってたりするかもしれない)
あと、これを書いてる人はブログ自体も初心者だからいろいろ見にくいと思うけどごめんね。
日本語下手くそでいい文章は書けないけど日本語でも残しておくことに何かしらの意味があるのでは?って思ってから書き始めたよ。全部聞ききるのに大分時間がかかったため、口調(文調?)にばらつきがあります。(タメ口だったり、敬語だったり)
この記事は以下のGoogle Document(8月15日に作成されたVer)が作成される前のVer(リーク直後に作成された第2版)を元にメモを取りながら聴いたもののまとめです。
(新しいの出てるの知らんかった)
今回参考にしたGoogle Documentは上リンクの41ページから始まる第2版です。
一応一部付け足したりして最新版に合わせようとはしていますが、抜け落ちている箇所があるかもしれません。
当ブログではリーク音源を公開しません。
また、リークの推奨もしません。
Disc 1
このDiscで一番の見どころ(聞きどころ?)は0:14から始まる”Exit Music / Life in a Glasshouse”だと思う。
この曲はタイトルから想像つくかもしれないがExit MusicとLife in a Glasshouseが1曲のように繋がっている!!
他には15:55から始まるフルバンド構成の”True Love Waits ”が収録されている。
Ok MinidiscのGoogle Document作った人たちはこれを「お気に入り」としていた。
でも個人的にはそこまで感動しなかった。
まあこんなとこかな
他にも”I Promise”の初ライブ音源とか未完成の”Airbag”、”Electioneering”とか、トムの未発表ソロ弾き語り(メモみたいな感じ)とかある。
(トムのソロギターに関してはこのOk Minidisc通してずっとあるよ)
Disc 2
このDiscにもトム未発表ソロギターが多く入ってるよ。
このDiscの個人的な見どころは45:37から入ってる”Motion Picture Soundtrack”だと思う。
この曲はKid Aに収録されてる曲だけどもしOk Computerに収録されていればこんな感じなんだろうなって思えるロックのような感じに仕上がってる。
(もしかしたらすでにブートとかYouTubeとかで出回ってるかもしれんけど)
ちなみにこのDiscのOk MinidiscのGoogle Document作った人たちのおすすめは”Hurts To Walk (My Funky Cloak)”らしい。(最新版のタイトルは”My New Clothes”)
面白い曲だとは思うけどそこまでか?って思う。
多分このGoogle Documentを作った人たちとは馬が合わないんだろうな。
Disc 3
このDiscは楽器のみのトラックが非常に多くて聴きどころはそんなにないと思う。
Nudeの未完成版が入ってるよ。
うーーーーーん
ほんとこのDiscは聞いててしんどかった…
1トラックが5分ぐらいのやつとかがあった
5分ぐらいなら普通じゃね?って思うかも知んないけど、
例えるならフリーの音源とかセッションとかする時のドラムトラックのみを聞いてる気分。
あと、
このDiscにはGoogle Documentの人たちが言うには「Sonic Youth風」 の曲が入ってるよ。
曲としては完成してる(?)けどRadioheadっぽさはあんまなかった(Publo Honey期っぽいって言われたらぽいけど…)
Disc 4
18枚もあるからこのDiscみたいに印象に残んないのも多くある。
このDiscのほとんどはリハーサルや未完成版などが主に入ってる。
そんだけ、それ以上も以下もない
(このDiscだけの特徴だけじゃないけど時々バンドメンバー間での話し声とかが聞こえるよ)
Disc 5
このDiscの聴きどころは5:36から収録されてる”Paranoid Android”だと思う。
これはボツになった11分版のParanoid Androidで聞き応えはすごい。
決して悪い物ではないけどアルバムに収録されてる方が万人受けすると思う。
それ以外にも、このDiscには個人的に気になるところがある!!
43:41あたりに収録されてる環境音なんだけどね、
この環境音、なんとファミマの入店音なんだよねおそらく。
それで聴いてて思ったんだけどこれって…
Disc 15に収録されてるLift(このリークの時に話題になったやつ)のイントロのとこで使われてね!?(LiftについてはDisc15のとこで詳しく?書いてるよ)
Disc 6
このDiscは異色。
最初の24分ぐらいは今まで通り音質の悪いレコーディングとかリハーサル音源がメイン。
しかし!
後半の10分はジェームス・ボンドシリーズのサントラが収録されている!
一応、下のリンクで 何が収録されてるか確認できるよ(英語)
(ちなみにRadioheadが公式でBandcamp経由でリリースした音源ではこれはカットされてるよ)(これ以外のDiscでも著作権的に怪しいものはカットされてるよ)
Disc 7
このDiscでは比較的いい未発表レコーディングが多かった印象。
このDiscではGoogle Documentによると、
- 0:09 ”Leave your comments and reactions here”(トムソロ)
- 12:27 未発表フルバンドジャム
- 30:17 ”Airbag”(初期リハーサル、完成版よりヘビーな感じ)
が聞きどころらしい。
Airbagは初期リハーサルの段階ではイントロとか色々違うのがなぜか印象的だった。
(多分違いがはっきりしてたからだと思うが)
CD版だと最初の9秒ぐらいはディストションギターがメインな感じでそのあとクリーンギターが入ってくるんだけど、このリハーサルは最初っから両方のギターが入ってる。(ディストーションギターがちょっと違うけど雰囲気としてはそんな感じ)あとギターがめちゃくちゃ暴れてる。
あと、このDiscでけっこう印象的だったのが17:56から収録されてる”Karma Police”
このヴァージョンはおそらくめちゃくちゃ初期の段階ではないかと推測される。歌詞、曲の作り共にCD版とはかなり異なる。
このKarma Policeでは歌詞(初期段階)の”This is what you get when you fuck with me”部分をCD(完成版では”This is what you get when you mess with us”の部分)より高く歌ってる。(この歌い方はDisc 8とか他のDiscでも確認できる)歌い方が高いと少しポップな感じに聴こえなくもない。
Disc 8
このDiscの大半はトムソロとライブ音源でできてるよ。
最初の方に入ってるトムソロはPublo Honey〜The Bendsの頃の面影が強く出てる感じ。
一部ワールドミュージックっぽさある。
9:21から始まるトムソロ若干Led ZeppelinのKashmirっぽさある。(ギターリフが)
このDiscの後半はライブ音源って言ったけど、そこまで音質が良いものではないし完全に入ってない(途中で途切れる)曲も多かったからあんまり言うことないよ。
Disc 9
このDiscは特に言うことないよ
今まで通り曲の試行錯誤とか日の目を浴びれなかったソロギターの曲とか
強いて言うなら、24:33から始まる”Let Down”が10分ぐらいあって聴きごたえはあった。トムが言うには「ライブで弾くには難しいから変えた」らしい(Google Documentにそう書いてあった)
このDiscは今までのDiscの中でもOk Computer期に近いものだと思う。(Ok Computerに収録されてる曲等が比較的CDに収録されたものに近い)
Disc 10
このDiscは3:52に”True Love Waits”、10:05に”The National Anthen”、13:13に”The Bends”が入っててなんか不思議な感じ。
3:52の”True Love Waits”はギターのエコー?グリッチペダル?みたいな感じのノイズが最初すごい入ってる。ちなみに途中で終わる。
10:05の”The National Anthen”は物凄いロックに仕上げられてる。(まるでYouTubeにあるロックアレンジカバーみたい)※カセットに収録されているものと同じ。
13:13の”The Bends”はCDと比べてゆっくりしてる。
Disc 11
このDiscはライブ音源が多数収録されてる。が 完全に収録されてるものは少なかった。
このDiscはしょっぱなから前衛音楽のようなものから始まる。
また、このDiscにはツアーの移動中のバス内で録音されたと思われる音源も入っている。このような音源は世に出ることがないと思われれるため貴重だと思う、と同時に聞いてはいけないものを聞いているという意識が強く残った。
Disc 12
このDiscは主にOk Computerのライブ音源を収録している。
Disc 13
このDiscは公式販売音源だと大分カットされている。(Google Documentによるとテレビの音源が収録されているそう。)リーク版は約50分あるのに対し、公式販売版は約17分である!
カットされていない音源は主にトムソロ。
1:47(公式販売版は0:00)から始まるPalo Altoではトムとジョニーが会話しているのが分かる。(コードの確認)
Disc 14
このDiscのほとんどはデモ音源とライブ音源でできている。
Hurts To Walk(最新版Google Docでは”My New Clothes”)のDisc2とは異なるテイクが収録されている。比較的完成に近い段階にあったのではないかと思われる。
Disc 15
このDiscですよ皆さん!!あのLiftが収録されてるのは!!
↑ここでも語られてるやつです。
この曲自体はOk Computer OKNOTOKに収録されているが、このOk minidiscヴァージョンはもっとThe Bendsとかにあるようなディストーションの効いたギターの印象が強い。
Disc5でも書いたがこのヴァージョンの「イントロシンセ」(多くのメディアではそう書かれている)がファミマの入店音(をサンプリングしたもの)ではないかと思う。
あとこれ以外にも駅員の「ドアが閉まりまーす」や駅でたまに聞こえる鳥のさえずり(駅の盲導鈴)の音も聞こえる気がする。
ちなみにそう思う根拠として、Ok minidiscでは所々に日本ツアー時に録音した可能性のある環境音が残されている、ということが挙げられる。(主に駅構内のアナウンス等)
Disc 16
このDiscはOk computerの初期トラックリスト通りに収録されている。(公式販売版では”finished mixes”というタイトルになっている)別ミックスらしいが、あんまり違いがわからなかった。
Disc 17
こちらは前Discと同じようにCDに収録されたものに近いミックスがされた曲が多く収録されている。
Disc 18
このDiscはトムのボイスメモ的なものだと思う。
外でアカペラで歌っている音源が多く入っている。
興味深いことに、25:45からはトムがビートボックスをしている。
最後に
この記事は決していいものではないと思う。(内容的にも、文章的にも)
(個人的にはDisc10以降が酷かったと思うので時間があれば書き直したい)
でも何かしらの形でこの事件を日本語で残しておきたかった。
(一部ブログ、ニュースサイトで扱っているけどリーク直後のものしかなかったと思う)
将来、新たなRadioheadファンが こんな事件があったってことを知ってくれたら嬉しいです。
あと、これがきっかけでOk Minidiscの日本語Wikiが作成されたらこれ以上嬉しいことはありません。
こんなとこまで読んでくれてありがとうございました。
(i hope you are ok. thankyou for reading)